久しぶりの「テレビに釘付け」。
過去に戻って未来を変える。
「できたらいいなぁ」と、たぶん誰もが一度は思ったことがある事ですよね。
それだけにテーマとしてはとても「古典的」なのだろうけど、
物語の筋書きといいテンポといい映像といいよく作り込んであります。
何回過去に戻って未来を変えても、結局誰かが不幸になってしまう事に主人公も追いつめられていきます。愛する人のために、自分が一番守りたかった過去をも犠牲にせざるを得ないと決断した最後のタイムトラベルが悲しいし切ない。
瞬間の選択やなにげない言葉、挙動が人間の未来をこんなにも左右すると思うと、
もっと真剣に一瞬一瞬を生きないとね...と思わされます。
とはいえ、ちょっとした所作でこんなに極端に不幸になっちゃう
危なっかしい人ばかり周囲にいる人間なんてなかなかいないと思いますが...。
通常エンディングとハッピーエンディングの2つが用意されています。
個人的にはハッピーエンディングの方は、少し甘いというか、
この映画から感じる不幸度から比べるとずいぶん柔らかいので
通常エンディングが好みです。