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2011.10.8〜10.13:伊勢志摩〜潮岬のドライブ PART 2

続きです。

熊野本宮大社へ。静かです...本当に。
本殿への石階段を登る時、なんともいえない身の引き締まる感じ。
神々しいです。

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ここまでの道路も、片側車線が洪水にえぐりとられたり、
土砂まみれの車が幾台も取り残されたり、家々が倒壊していたりと、
台風の被害をいたるところで体感できました。

そして、熊野本宮大社の近辺、いつもは多くのお店や宿で賑わっていたと想像しますが、
この日はお店はまったくやっておらず、休業の張り紙ばかりでした。

ここまで来る311号線も、片側通行を余儀なくされ、
長い峠道を上り下りが交互に走ると言うなんとも大変な事態。
自分の番まで20分くらい待ちました。
そして、新宮へ下る178号線も冠水のため利用できず、
海岸線への道路はこの311号線しか無い状況。

早い復旧を心から祈ります。

〜〜〜〜〜

そして、ようやく新宮へ到着。
すでに夕刻に近かった。。
このままだと、潮岬で夕陽が拝めないのでは...
と軽いプレッシャーを感じつつ串本町へ移動です。

海岸線は小さな港が幾つもあって、
入り江も岩も表情豊かで楽しいドライブ。

・・・間に合ったー!

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そして、本州最南端に到着。

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ここには、キャンプ場もあって、バイカーがやたら多いです。
そして、夕暮れ時になるとどんどん集まって来て
テントを張りキャンプが始まっていました。

少し下って(5キロくらい)串本町に行けば、
食材も飲み物もあるので、自分も買い出しして、
翌日の日の出に備えることにしたのですが、これがガンでした。

とにかく虫が多い(特に噛む虫)。
若干気温が高いから窓明けるとブンブンと入ってくるし・・・。
虫除け持ってくるべきだったと後悔したけど後の祭り。

夜トイレに行ったら、タヌキ(?)たちが数頭でキャンプのごちそうにありつこうと
取り巻いていました。おそるべしネイチャーパーク潮岬です。

結局あまり寝れずに朝を迎え、逆に寝過ごして朝日が見れない・・・
という状況が無かったことは幸いでしたが。

バイカーたちはどうやってこの難をやり過ごしたんだろう...。

●3日目

ということで、虫達と大格闘の末迎えた朝日!

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奇麗だ。神々しい。ちょい感動...涙が。

予め買っていたパンとコーヒーで朝日を眺めながら朝食。
バイカー達も朝日を拝んでました。

しばし余韻に浸って、いよいよ本丸伊勢神宮へ向かい登ります。

途中、昨日は夕陽に間に合わせるため見れなかった橋杭岩で小休止。
朝日に照らされる橋杭岩は何とも言えない美しさ。
BRYCEみたい(笑)。

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そのまま遡上(?)を続け、那智勝浦でお目当ての中の島温泉へ。
那智勝浦港から送迎船に乗って、入り江に浮かぶ小島へ渡ります。

こ・こ・が・最・高!

ホテル自体は、いたってシンプル(失礼!)な外観と内観ですが、
お風呂は本当に最高です。露天と内湯がありますが断然露天です。

硫黄の香りする塩化物泉で少し白い濁り湯です。

目の前に湾の海が広がり、漁船がポンポンと目の前を通過して行きます。
湯船のすぐ下は波打ち際で、お風呂にもフナムシがちょろちょろと。
だけど、すごく綺麗に掃除がしてあって、荒れた感じは微塵もありませんでした。
泊まりで来たいなぁと思わせる景観です。

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湯が湧き出す所から徐々に熱い湯→普通の湯→温い湯と湯船が仕切られて、
温い湯が好きな僕は波打ち際に一番近い湯船に浸かって、朝の海をみながらうたた湯です。

また送迎船に乗って港に着くと何やら市場でイベント開催中でした。
これは行くしか無い!ということで覗いてみると、那智勝浦は生鮮マグロの漁獲高が日本一だそうで、マグロ祭り(?)をやっていました。
奥では、マグロのカマを網で焼いているコーナーがあり、もちろん食べます。

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網の隣では、箱詰めされたマグロがポンと置いてあって、店の人が、
「これが築地に行くと100万の値がつくんだよ!」と言ってました。

そして、お目当てのカマ焼き!
なんと400円という破格で、お吸物もサービスしてくれました。

隣のおっちゃんは、カマ食べながら朝からすでにビール飲んでます。

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うらやましい。

人はそれほど多くはなかったけど、
お客も市場の皆さんも生き生きとしていて、純粋で、今までいた文化圏とは違う人間社会「本来」の在り方に出会った気がしました。

カマ焼きの方はというと、それは採れ立てのマグロのカマを炭火で焼いてるんだもん、美味しくない訳が無いですよね!

あー、ビール飲みたい。

と心から思いました。





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後ろ髪を引かれつつ、那智勝浦を後に。。

お腹も身体も満足したので、次は那智大社へ。
熊の三大大社の2つ目です。
台風の被害が最も大きかった地域のひとつです。
那智の大滝のニュースは連日のようにテレビで見ていましたし。

そして那智の大滝へ到着。

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滝壺に広がる大木や岩は、台風で崩れてしまったもの。
正面の優雅な滝の流れからは想像もしない滝壺の様相に言葉が詰まります。

那智大社も工事をしているところが所々あって、
まだまだ復旧への道のりは掛かりそうな印象でした。

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那智大社 三重塔。
那智の大滝をバックに。

それにしても、階段キツい...運動不足な自分です。

そして、次は新宮にある、熊野三大大社 速玉神社へ。
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第一印象は、大きな町中にあることもあり「観光地」という印象でした。
深紅に塗られた壁や柱はとても綺麗で、ついさっき建造されたような印象です。
それに、BGMに流れる車の行き交う音やなんとなく感じる街の空気。

熊野三大大社を参じまして、再び遡上を再開。

熊野〜尾鷲〜紀伊長嶋を経た頃には、日も暮れ始めました。
本丸の伊勢市まで30キロ前くらいの道の駅 おおだいにて3日目終了。

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この道の駅は、それこそ街のど真ん中 役場の隣にあって、
でっかいスーパーもあるし、コンビニもあるし、食べ所もあるしで
超便利なスポットです。

夕ご飯も食べておやすみなさい。


●4日目

やはり日の出前に目覚めてしまった。
コンビニに寄っていざ伊勢市へ。。

そういえば、紀伊半島でのコンビニは9割以上がサークルKでした。
たまにファミリーマート、まれにローソン・・・セブンイレブンには出会えず。
Twitterで情報もらったのですが、セブンイレブンなど他のコンビニチェーンの参入が出遅れたためほとんどサークルKだそうです。確かに、ほとんどサークルKでした。

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途中、玉城町で日の出を迎えました。

そして朝7時くらいには伊勢神宮内宮へ到着。

早朝という事もあって、本当に神々しい。
背筋が伸びる感触を直に感じながら宇治橋より内宮さんへ。

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後になって知りましたが、僕たちは「伊勢神宮」と呼びますが、
こちらでは「神宮さん」なんだそうです。
明治神宮は明治に作られたからそう呼ばれるそうで、
ここは全ての「神宮」の始まりなので「神宮さん」と呼ぶそうです。
そして、内宮・外宮は、「内宮さん」「外宮さん」と呼びます。

日本の信仰の発祥地です。

訪れた時は、タイミングよく神馬(しんめ)見参の刻で、
貴重な瞬間に立ち合えました。

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内宮さんの中は、大樹に囲まれた砂利道を進みます。
その中に、様々な別宮・摂社・末社・所管社があり、
あるべき所に静かに鎮座していました。

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大樹の葉間から地面に届く日の光に、なぜか心を見透かされているような気分になる、俗な自分です。

本当に神々しいところでした。

この日の夜、御飯何処のマスターから聞いた話。
内宮さんで使われた樹齢何百年という大樹の柱や壁板は、
古くなっていたんだ部分を削り、伊勢やその他の神社やお寺の鳥居や
壁板にどんどん降りて行くとのこと。
そうやって、後世何十年も、身は細くなりながらも受け継がれて行く。
これは素晴らしいことだと思いました。

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帰りは、おはらい町、おかげ横町を堪能。ここで初めて「伊勢うどん」を食べました。

ほわほわしてコシがない・・・うどんというとコシがあるもんと思っていた観念ががらっと変わります。

汁は少なく、浸かるというよりかけるという感じで、甘辛く濃いです。

これもおいしい。







続いて、少し離れた所にある外宮さんへ移ります。
回りには普通にビルがあり、学校があり、公園がある伊勢市です。

・・・続きは次へ。

2011.10.8〜10.13:伊勢志摩〜潮岬のドライブ PART 1

前日、岩本町での仕事が完了し、終電間際に帰宅。
それから、ちゃちゃっと準備をして翌朝7時頃に出発。

●1日目

秦野中井で東名に乗ると気持ちも高揚してきた&デルタ号も調子に乗って来た。

最初の経由地は弁天島です。お昼には着きました。
浜名湖と太平洋との玄関口で、弁天島公園から1号バイパスの高架と鳥居の景色は最高!

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そのまま伊良湖岬へ。
目的は伊勢湾フェリーで鳥羽に渡ることです。

伊良湖岬に着いたのは15:00頃だから、浜松から2〜3時間かな。
途中、初代ロードスターに乗った、埼玉から弾丸ドライブに来たカップルに
「写真とってもいいすか〜」
「いいっすよ〜」
「かっこいいっすね〜、ノーマルですか?」
「ノーマルです〜、手を入れる前に現状復帰です:笑、
 ロードスターもかっこいいじゃないすか〜」
とお話。

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伊良湖岬から渥美半島浜松方面を見ます。
結構山があるのが意外。イメージでは平坦な半島で水平線が広がると思ってました。

そして、いよいよフェリーに乗船。車底が擦りそう...。
クルーの人にも「低いねー」と言われ。「すいません」と答えるいつもの光景。

16:30 鳥羽に向けて出航!(昼飯食べてない・・・)

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フェリー乗船!気持ちいいー!
完全に冷静さを失って写真ぱしゃぱしゃ。
360度見渡す限り海という景色に生まれて初めて出会いました。

残念なのは、甲板に上がれるのはフェリー後部のみなことですね。
過ぎ去る景色しか見れない・・・。

この時間なら鳥羽に着く前に夕陽が拝めるかも・・・と期待します。
そして、鳥羽港へ着く直前、洋上で拝めた夕陽です。

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水面に夕陽が反射するとすごいキレイ。

鳥羽港に到着!
人生初鳥羽!未踏の地に着いた!

それにしても腹減った。
ということで、メモっておいた黒潮ダイニングさんへ直行しました。
すでに18時を回ってますし...。

ここがすごったです。
海鮮丼を頼んだら、板さんが目の前で、活きたエビをポンと乗せて渡してくれた。
これで1,980円はなかなか無いですよね!!うまい!
これまで食べた海鮮丼の中でも印象に残るランキング上位確定です。

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お腹も満足。今度は身体と心を満足したいので、紀伊半島初温泉に。
ここもメモっておいた、慶泉さんへ。
※暗くて写真はダメだった。

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石と木の純和風(ななかにもちょっと派手)なお風呂は露天と内湯。
丁度、泊まり客が夕食時だったのか、ほとんど貸し切り状態でした。
塩っぱい塩化物泉。初日にして、サイコーのお風呂でした。

時すでに21時。

とりあえず、道の駅伊勢志摩へ。
夜を明かす車で結構一杯な道の駅伊勢志摩。おやすみなさい。


●2日目(前半)

朝4時には目が覚めてしまって、そのまま潮岬 本州最南端を目指す!
ヤバいガソリン無い・・・。尾鷲までの峠道で止まったらどうしよう・・・
なんて考えつつ尾鷲市に到着。無事スタンドも見つかりました。
まだ朝6時頃。紀伊半島は昭和シェルが多い?!...のでしょうか。

熊野古道の要所であった尾鷲。
尾鷲神社でお参り。朝から参拝者がぽつぽつとお参りしてました。
ひときわ大きい神木 楠の木に礼。本殿に礼。鳥居に礼。

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そのまま熊野市へ移動を決意。

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途中、道の駅でさんま寿司(こちらでは名産品だそうです)を食べられた。

酢〆されたさんまを食べるの初めてです。

おいしい。

同じ名産で「めはり寿司」というものもありました。高菜漬けの葉でご飯をくるんだ、、お稲荷さんみたいなお寿司もありましたが、結局食べなかった...。





そして、熊野市 鬼ケ城の断崖絶壁奇岩群を見に。
想像越える岩とスケール、そして岩のゴツゴツとした感触、、、

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ありえない角度です!
残念ながら、台風の影響で鬼ケ城をぐるっと廻れる断崖の小道が
波にもってかれたらしく、途中までしか見れませんでしたが「自然の力」を感じました。

やはり台風の影響は大きい。
これから南に下るにつれてどんどんその被害の大きさを
目の当たりにすることになりました。


鬼ケ城を後にして、いよいよ熊野本宮大社へ。
と、その前に丸山千枚田〜湯の口温泉を(個人的にはこっちもメインだったりします)。

▼丸山千枚田
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すばらしい里山です。
虫の音、風、空気、そして人のいない具合が最高でした。
住民の方にお話を伺うと、こちらは棚田がメインで、
棚田の持ち主の方のほとんどは麓にお住まいらしく、
ここで生活している方は10軒もない感じでしたが、
なんともいえない静けさに心が洗われますね。

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訪れたタイミングが少し遅くて、すでに稲刈りが終わった後だったのですが、
この棚田一面に稲穂が実ってるシーンを想像するとため息がでます。

丸山千枚田を後に、入鹿温泉 ホテル瀞流荘さんで2回目の風呂へ。
源泉へはトロッコ列車に乗ってさらに登るとあるそうです。


次に続く。


A HAPPY NEW YEAR 2011

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新年明けましておめでとうございます。

何末、そして年始と、茨城県南の地域社会では、
「悲しい」事故(事件か分からない)があり、
そして年末の取手、年始の荒川沖と「怒り」を憶える事件が発生し、
なんとなくすっきりしない幕開けで悲しい限りです。

個人的には、年末は紅白の「トイレの神様」に思わず泣けてしまい、
年始は「赤い指」でまたまた泣けてしまうという、
「家族の繋がり」にダブルでやられてしまった幕開けでしたが、
ゆっくりと過ごせたいい時間でした。

本年もよろしくお願い申し上げます。


瀬戸内海国際芸術祭を観に行く(後編)

前編から結構経ってしまいましたが(忘れてしまう前に)後編です。

翌日は、直島から豊島(てしま)へ。

島のサイズが大きくなったためか、いわゆる「良き田舎の風景」で、文明(?)はこれまで回った島から群を抜いていた。。
個人的には、もっと「島っぽい」のをイメージしてました。
それでも周囲18kmと、ちょっと頑張れば一周できちゃうくらいの大きさです。

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目が錯覚を起こしそうなカフェでエネルギー補給して、いざ(なぜか)自転車で出動!
豊島では、心臓音のアーカイブが絶対見てみたい、感じてみたい、聴いてみたい。

都会生活の自分にとっては、キツい・・・何処までも続く上り坂が・・・。

数々の坂を走破してようやくボルタンスキー!!
砂浜がすぐそばに建つ。こじんまりとした外観は、一瞬「あれっ?」っと思ってしまった。
黒い壁は建築の世界では、なんとかっていう技巧らしいです(すいません、忘れました)。
エントランスを抜けるとそこは無彩色の屋内。無菌室みたいな様相。
不安感を煽るような作りに汗も吹き飛ぶ。

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受付を済ませると、いよいよ心臓音のアーカイブルームへ。
前回の妻有とテーマは同じですが、妻有のときのような鳥肌が立つ恐怖感はなかったけど、
やっぱり電球一個の暗闇で響く「生の心臓音」には身体の芯に響きます。

心も涼しくなったので、さぁ帰路へ。あの坂を登って...。

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・・・結局、滞在時間のほとんどを、サイクリングと心臓音のアーカイブで費やしてしまいました。

それも芸術祭とポジティブシンキング。


野原を駆け回っていた頃なんとなくどこか見た事のある風景が広がる・・・。
新鮮味はないのだけど、どことなく落ち着く感じ。。
レンタサイクルのガソリンスタンドのおじちゃんが、最高です!

豊島は、サイクリング時間が多くなっちゃってほとんど回れなかった。
次回くる時は豊島をゆっくり回ってみたいです。

そして、直島へ戻り最終日へ。

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翌日は、直島をちょっと見てすぐに帰路へ。
船を待つ間、港で小豆島のオリーブサイダーをぐいっと。オリーブ・・・なんだよね。

さっぱりしていて普通においしい。

あまり「オリーブ!!」とい感じはしなかったけど、
これはきっと、旅の疲れで脳みそも味覚もとろけていたんだと思う。

高松へ渡り、ひたすら高速を突っ走る。
11時ぐらいに名古屋に到着。みなさんもう限界。。

名古屋ステイを決めて、夜の街へ。
疲れているのにビールは進む。芸術祭の話に花を咲かせて爆睡・・・。


翌日は、用事があり僕だけ先に離脱。新幹線で帰って来ました。
名古屋から1時間。さすが新幹線。早いですね。あっという間。
芸術祭を振り返るヒマもなく・・・。

また来年。どっかの芸術祭に行きたいです。


瀬戸内海国際芸術祭を観に行く(前編)

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瀬戸内海の島々で開催されている瀬戸内海国際芸術祭2010を観に行きました。

前日の夜に仕事を終えたら即移動開始でサービスエリアで全員集合。
行ける所までひたすら高速を突っ走ります。

夜10時頃、名古屋の先の小牧まで移動して高速ICそばの小牧温泉で一泊。
この温泉、景観は普通の建物なのですが、風呂場がなんかピラミッドの中みたいです。
エジプトの壁画と像に囲まれた吹き抜けのだだっ広い浴室には、
金の風呂や南極風呂(サウナの逆バージョン)があって、変わり種満載。しかも派手派手。
それでいて露天風呂や檜風呂は「和」で、テーマがちゃんぽんです(笑)。
それだけでつかみはOK・・・のような面白いお風呂でした。

翌朝すぐに移動開始で、淡路島〜鳴門〜高松と移動して夕方に宿へ到着。ふぅ。

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高松の街で到着飲み会、繁華街がとってもいい感じ。そういえば、街の雰囲気が昔行った甲府になんとなく似ていた気がします。

たらふく飲んで食って・・・あくる朝は早いのに、みんな無謀な飲みっぷりでした。

そして翌朝高松港へ。
駅前の味庄さんで本場のさぬきうどんを朝飯代わりにいただきました。高松港で小豆島の露店が出てて、おにぎりのサービスがありました。素朴な青年だったなぁ。きっと島の方々もこんな雰囲気なんだろうなぁと想像。
フェーリーで、女木島経由で男木島へ。

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男木島到着!
まさに、離島の鄙びた港町!ステキです。
おじいちゃん、おばあちゃんのしわくちゃの笑顔が溜まらなくいいです!
「こんにちわ〜」と挨拶をかわす街角。

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インフォメーションセンターの近代的な建造物と、長い時間の経過を実感として感じる島の集落。その新旧融合が違和感無く感じたのは、島の人々と、そこを訪れる人々、その間に都会にありがちな排他的な(根底には臆病な)印象を感じなかったからでしょうか...?

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作品は、ほんわかする様な物から、長い人間社会(特に文明が発達した現代)の「生」「死」の明暗を生々しく描いた物まで幅が広かったです。

男木島を後に、直島へ。

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直島は結構発展しています。第一印象です。
それでいて島の雰囲気もなくなっていなくていい感じ。

フェリー乗り場の道の駅もデザイナーズ仕様で、近代的で美しい。
そして周りに広がる瀬戸内の海。突堤に赤カボチャ発見!

まさに楽園。

宿に荷物を下ろした後、早速個人的には最大の目的地「I♥湯」へ。
混んでる〜。建物の周りも人で一杯。外人さんが写生していました。

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昭和ロマンとモダンの合わさった浴室は、見るとこ満載でおもしろい!
休憩所の椅子や洗い場の蛇口、湯船の底と細かいところまで徹底してアート。

お湯はいたって普通だけど、目をちょっと動かせば新たな発見がある...。
そんなおもちゃ箱のような細かい芸に脱帽です。
そして全てがちょっと昭和的にエロい(笑)。

宮浦港をぶらついて宿のある本村港へ。

途中、畑仕事のおじいちゃんや、買い物帰りのおばあちゃん、
そして芸術祭を見に来た人と、ご挨拶しっぱなし。
これはとても気持ちいい!

本村港にあるアートでは、石橋/空の庭/ザ・フォールズがよかったなぁ。
ここは、のんびり床に座ってお茶でも飲みながら鑑賞したいのに、座っちゃダメらしい...逆にもったいない。心を落ち着けないと美術館のように「キレイだね」で終わってしまって、
もっとその奥にある「伝えたい事」「感じれる事」が伝わらない様な気が...。

翌日は、おそらく最大の鑑賞ポイントだと思われる地中美術館へ。
建物も周りに生えている植物もすべてがコントロールされた「自然」。「超自然」。
鑑賞する人の流れ・姿勢までコントロールすることで、この場所自体をアートにしたかったんだと思う。写真NG。少人数での鑑賞。待合室も作品。

展示している作品は3つと少ないんだけど、あのモネはすごい!
緻密に計算された光と影のコントラストがとても印象深いです。

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南寺は、「人間の目」の能力に驚異を感じた作品。暗闇に入った瞬間は、ほんとに何も見えない手探りの移動だったのに、暗闇に慣れると、そこにある物体の存在が分かるし、光の存在も分かって歩く事もできる。体感しなければ分からない作品ですね。。

でも、個人的には、地中美術館も南寺も、イチから新たに作った物で、
「直島ならでは...」という感じはしなかったです。
これが西表島にあっても北海道にあってもきっと美しいんだろうね。

「直島」の存在がないと成り立たない作品と、必ずしもそうではない作品と、
真逆の作品が混在する事が意識の偏りがなくて面白いのかもしれないなぁ。

下は、上から「護王神社」、「角屋」、「直島の路地(個人的にアート)」。

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その夜は、宿で大バーベキュー大会!!
島の食材を島で食べる・・・すばらしい。

もう、何がなんだか分からないまま勢いだけではじけました。

そして就寝・・・ぐっすり。

バーベキュー in 茎崎こもれび六斗の森

P1020995.jpg毎年恒例になりつつある地元の友達とのバーベキュー大会です。

茎崎こもれび六斗の森でバンガローを貸し切ってお祭りです。
昨年は、つくばふれあいの里でしたが、同じ県南地区にある別な施設にも行ってみようという事で、今年はこちらでお祭りです。バンガローの設備は茎崎の方がハイテクですね。

昨年は、高速が渋滞で到着が遅れてしまって、
買い出しに途中参加になってしまったけど、今年は最初から参加できました。

つくばのマルゲンミート(地元では有名店とのこと)さんで1キロ買い出し。
近江牛ステーキ(3800円なり)も購入。

会場着いたら早速バトミントン大会。
心臓が飛び出るかと思うくらいゼイゼイいってしまいました。
やはり、日頃から運動は必要だなと一人ゴチ...仕事柄なおさらですね,,,

そして汗だくのまま、早速炭をおこして、そのまま焼き鳥!
火があっという間におこせてしまい、しかも超強力です。
着火剤とバーナーがあればあっという間に火がつきますね。

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あまりに強くて、焼き鳥も串まで焼けてしまったりしてますが(笑)。

今年こそ、ステーキの焼き過ぎに注意と思いつつ、慎重にミディアムレアに。
調味料も昨年の反省をふまえて全て揃ってたから、最高に美味しかった。

最後にパエリア・・・と思ったけど、なんかバトミントン疲れなのか、
お腹も一杯、時間も一杯になってしまって、結局バンガロー内のハイテクIHで作ってみました。ちょっと米がくっつき気味だったけど、美味しかった。
なんとかっていうアサリの仲間の貝も美味しかった。
来年は炭火でやりたいね。

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ちょっとしたイベントで、蝉の羽化を垣間見ました。
実際に見るのは人生はじめてかも。深夜こそっと見てみたけど、体が半分以上出てきてた。

蝉に言わせれば「見てんじゃねーよ」って感じでしょうが...。彼らも地上に1週間足らずのはかない命なんだなと思いました。




ちょっと前に、NHKで角田光代氏の「八日目の蝉」というドラマが放送していて、
親から虐待を受けていた子供を誘拐し、かりそめの「母親」時間を逃亡生活をしながら暮らすという物語がありました。最後は逮捕されてしまうのですが、逮捕される瞬間の言葉がすごくいいです。涙...ですね。蝉が地上で生きるはかない命とかぶりました。
すごくいいドラマ&原作ですので是非!

そして、今年は花火もちょっと打ち上げ系を入れてグレードアップ。
今年は、時間の進みがほんとに「あっ」という間だったなぁと思います。

来年も楽しみにしよう。




2010年START

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2010年が始まりました。
いろいろあった2009年。

今年は、文字通りいろんな意味で「新たな出発」となりそうです。

年末は29日に納会して、30日は飲み過ぎでへろへろの中 年賀状書き&大掃除、
31日に先輩と会い、年始は実家へ帰省 甥っ子に遊ばれ、地元の友達と会い、
自宅へ帰還しました。
そんなバタバタ感のある年末年始でしたが、気持ち的にはなんか「ほっ」としました。

写真は、地元茨城の初日の出。

本年もよろしくお願い申し上げます。




江ノ島SUNSET

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今日は仕事もほどほどにして江ノ島灯台へ。

江ノ島SUNSET。

雲はちょっと出てるけどキレイだったなぁ。
もうちょっと空気がキンと冷えたら富士山もきっとくっきり見えるのでしょう。

帰りに寄った飲み屋さんで耳より情報です。
毎年4月6日頃の夕方、弁天橋から富士山を臨むと、
ダイヤモンド富士が撮影できるそうです。

一回見てみたいですね。

燃える空

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燃えるようなすごい空。

国道一号線。茅ヶ崎市から富士山方面を望む。

実は、バンドをやっています。
楽器はギターです。ライブも何度かやったり、休んだりと
「気が向いたらやろうか」的な活動ですでに10年近く続いてます。

今年は(またしても)活動らしいことほとんどせずに終わりそう・・・。

来年はちゃんと活動するぜ!...と思いながら
(気持ちも)燃える空。

ちなみに、いわし雲、うろこ雲、ひつじ雲の違いが分かりますか?

いわし雲とうろこ雲は「巻積雲」という分類で、
空の高い所にできる「粒の細かい」雲です。
逆にひつじ雲は「高積雲」という分類で、
巻積雲よりも少し標高の低い所にできる「粒の大きい」雲だそうです。

神奈川県のはしっこ

P1020285.jpg神奈川県のはしっこ、伊豆半島の付け根 湯河原へ温泉浸かりに。

神奈川って広いなと思う。
三浦半島から湯河原まで相模湾をぐるっと囲んでるんだもんね。

今回はこごめの湯へ。建物立派。施設も快適。当然ながら値段もそれなり。

露天と内湯。それにしても年齢層が高かったなぁ。おじいちゃんばっかり。
露天はちょっと塩素の匂いがしたけど、さっぱりとした湯は朝風呂には合ってるかも。

女湯の方の露天からは、湯河原の街が一望できそうだけど、
男湯の方は屋根と竹やぶに囲まれて眺めはそれなりでした。

湯上がり散歩で近くの万葉公園へ。
独歩の湯という一大足湯広場があって、人がスゴい・・・。
大勢が揃って足湯に浸かってる光景はけっこうすごいです。


ここの清流ではほたるが見れるらしい。
まだ、丹沢やここ湯河原でもほたるが訪れる清流があることにほっとしますね。

自分の地元 茨城でも、子供の頃はちょっと歩けば、ほたるがいました。
ほたるの他にも、カエルや蛇やカブトムシなど、
今の日常であまり出会わない生き物達が、昔は「日常」だったのです。

今は「めずらしいもの」になっている事がちょっと寂しかったりしますが。